2012年1月9日月曜日

南インド旅行記2011-2012 その11 インド最南端のパワースポット

今日はヴァルカラを後にし、インド最南端のカニャクマリ(コモリン岬)を目指します。

4時間ほどのドライブで、到着したのが午後2時近く。まずはランチです。南インド名物ミールス・ランチ。



カニャクマリは、ヒンドゥー教の重要な聖地のひとつで、多くのインド人が「巡礼」にやってきます。沿道には商店がぎっしり並び、人々で賑わっています。若者が多くて、なんだか江ノ島みたいな雰囲気。



岬の突端からフェリーに乗ります。乗り場はこんなに行列。インド人をちゃんと列に並ばすためにはロープで囲わないと無理です。



フェリーも常時満船です。1人に1つ、ライフジャケットが配られます。



フェリーは左に見えるヴィヴェーカーナンダ砦に上陸します。右に見えるのは、詩人ティルバッルバルの像。「ロード・オブ・ザ・リング」の2作目を思い出しますねえ。



この砦の中にあったメディテーションルームが驚きでした。岩の中の涼しくて真っ暗な空間にオームの文字が光り、腹に響くような「オーム、オーム……」という朗唱が聞こえています。外の喧噪からは180度別世界。まさしくパワースポットという趣で、ここにいれば何時間でも瞑想していられそうな雰囲気です。


再びフェリーで岬に戻り、ヒンドゥー寺院を参拝。カニャクマリの由来となった、クマリ女神を祀ったクマリ・アンマン寺院という寺で、男子は上半身裸にならないと中に入れません。


寺の後は、海岸に出て日没を待ちます。巡礼者たちは海で沐浴していますが、端から見れば、沐浴というより海水浴。若者たちが水をかけあってキャッキャ遊んでます。



ここは、ベンガル湾と太平洋とアラビア海がひとつに交わる岬だということで、同じポイントから日の出も日没も見ることができます。



日没を眺める人、人、人……。そういえば、インドに来て、毎日のように日の出や日没を見ています。ありがたいことに。でも、日の出はともかく日没に遭遇するって、自分の小さい頃は日常だったんですよ。間違いなく。

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