2012年10月2日火曜日

これは便利。「Kindleへ送る」プラグイン

1カ月ほど前ですが、Amazonが、Chrome用に新しいプラグインを発表しました。
Send to Kindleというヤツで、一言で言えば、WebページをKindleに転送し、後でゆっくり読むことができるというサービス。長文のページを読むのにとても便利です。Kindleに転送するので、当然、移動中に読むこともできます。

とはいえ、日本ではなかなかKindleの端末が発売されないわけで、「オレはKindle持ってないから関係ねえよ」って声がそこら中から聞こえてきそうですが、実はiPhoneやiPadで無料のKindleアプリをインストールすれば、この機能を使えるようになります。AndroidでもKindleアプリがあれば使えます。

たとえば、茂木健一郎のクオリア日記なんか読んでると、こんなに縦に長いエントリが時々あります。

こういうのを、Send to Kindleしちゃうのです。仕事中、PCでこんな長い文章は読みたくない。だけど後でゆっくり読みたい。できれば、帰宅の電車でスマホで読めればもっといい。そんな時にこの機能をお使いください。

ここで注意したいのは、Kindleの場合、コンテンツは素早く同期しないということ。同期には数分かかります。後で読むってノリでSend to Kindleしてください。

しばらくすると、送ったページはKindle端末に届いています。さっきのクオリア日記は、iPhoneのKindle Appで開くと、こういう風になります。当該ページにバナー広告やネットワーク広告などがある場合、それらはきれいさっぱり外されます。



だいぶ読みやすくなっています。画面はスクロールせず、左にめくって読んでいきます。嬉しいのは、通常のKindle端末と同様に、しおり機能や文字の大きさを変更できる機能が使えること。もちろん、しおりは端末が替わっても維持されています。


さらに便利なことに、国語辞典・英和辞典が使えます。辞書はダウンロードに少し時間がかかりますが、一度ダウンロードしてしまえば、文字ハイライトの瞬間に意味が表示されます。辞書アプリに切り替えるよりは遙かに楽。

ただし、このSend to Kindleは万能ではありません。ソースの古いHTMLや、構造の複雑なWebページなどは、正しく表示されません。Kindleアプリ上における再現性が怪しいページは、Send to Kindleボタンの下にあるPreview&Sendをクリックして、一度Webページ上で確かめてから送ればOKです。

出るぞ出るぞ言われ続けていますが、日本ではなかなか発売されないKindle端末。このSend to Kindle機能&アプリで、一足先にKindle体験ができるぞってことですね。

Kindleアプリは、iOSの場合App Storeで。Androidの方はGoogle Playで無料でダウンロード可能です。そして、Kindleアプリを使うには、USのAmazonのアカウントが必要です。そうそう、肝心のSend to Kindleプラグインは、こちらでダウンロードしてください。

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